TCRについて

東京クリーンリサイクル協会理事長メッセージ

1997年、銀座地区のカラスによる環境悪化防止を目的とし、銀座通連合会と東京都環境局とで協議を行い選出された廃棄物収集運搬業者8社により、銀座クリーンリサイクル推進協議会(GCR)が発足されました。
2023年4月、安定した社会インフラとしての役割を果たしつつ社会の要請に応えるため、廃棄物処理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め複数業者が相互に協力する連携収集を促進すること、それによりサーキュラーエコノミーを実現することを目的として一般社団法人東京クリーンリサイクル協会(TCR)となりました。
東京23区全域に事業範囲を広げ、行政や街と協力しながら環境美化や脱炭素、サーキュラーエコノミーの実現に努めてまいります。


理事長 尾崎 泰裕

取り組み

DXと業者間連携収集

当協会は、2023年6月に廃棄物処理業のDXと業者間連携を促進するためのデジタル受付システム「ごみ.Tokyo」の共同使用を開始しました。これにより、必要な諸手続きはWEB上で完結し、経済性を保ちながら迅速かつ円滑な収集体制の提供が可能になりました。
人手不足の課題がある廃棄物収集において、業者間の連携収集により収集運搬の効率化、低炭素化の実現だけでなく、災害時の事業継続(BCP)にも有効です。

街の美化

当協会の前身であるGCRは銀座通連合会と連携して、26年にわたり害獣対策に取り組んでいます。根本的な解決策として、地域におけるごみの管理が重要です。当協会では、地域に根差した課題解決の提案を行います。
銀座地区での実績をもとに、ネズミ被害が増加する千代田区と、2024年1月にネズミ対策を行う協定の締結を行いました。鍛冶町二丁目をモデル地区と設定してネズミの食害の減少による街の美化を目指します。今後は千代田区内にとどまらず、東京都全域に取組みを拡大していきます。
カラスやネズミ被害、街の美化に関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。